乾燥で肌がカサカサした時にはどんな化粧水

手で触るとお肌がカサカサ音がしたり、
ちくちくザラザラして粉をふいていたりしませんか。
ツヤもなくなってメイクも浮いたようになってしまう。

 

実際私が乾燥でカサカサしていた時に、
マイクロスコープでお肌表面を見たことがあるのですが、
本当に干上がった田んぼのようにキメが荒くなっていて、
なんだかバラバラな形の細胞が
不規則に配置されているかのようでした。
しかも水分がないので、光が当たってもツヤもでないのです。

 

これはお肌のバリア機能が低下し、
乾燥がかなり進んでいる状態です。

 

このような時は、保湿効果のある「セラミド」や
「天然保湿因子（NMF）」、「ヒアルロン酸」などが
配合された化粧水がいいでしょう。

 

乾燥が進んでいるお肌は、
皮脂の分泌量が減り、表皮の皮脂膜が薄くなり、
隙間ができたりしてそこから水分が蒸発し、
セラミドも減っています。

 

セラミドが減ると保水する力が弱まるので、
ますますお肌から水分は逃げていき、
かゆみや赤み、ヒリヒリした痛みなどの
トラブルを引き起こしかねません。

 

「セラミド」はヒト型セラミドと言われる、
「セラミド１」というように後ろに数字がついているものが
保湿効果も高くお肌に馴染みやすいです。

 

「天然保湿因子（NMF)」は水分を吸着し、保
持する力が強く角質層に水分を供給します。

 

また、「ヒアルロン酸」を化粧水で補う場合は、
角質層内部にまで浸透し保湿する低分子のものと、
角質層表面にとどまって水分を抱え込み、
さらなる水分の蒸発を防ぎ保湿する高分子のものがあります。
使い心地など比べてみて、選んでみるといいでしょう。

 

カサカサしてきたなと思ったら、
保湿効果の高い化粧水でしっかり水分を補給し、
さらに皮脂膜の不足分を補う保湿クリームなどで
表皮を覆い、バリア機能を高めましょう。